小学校の先生、転職する!

小学校で長く働いたけれど、耐え兼ねて転職を決意した先生のブログ

授業のやり方、指導の方法、仕事の効率的なやり方がわからない新任の末路

連続ものです。以前の記事もぜひ御覧ください

 

4年生の授業が始まって、最初は新しい先生が来たから子どもたちは大はしゃぎ!

それを見てただただ

「楽しそうなクラスだな〜」

と思っていただけの私

今ならわかる。この時に色々子どもたちに仕込んでいかないといけない。

けれど、この時の私はそんなことも知らず、教わらず、自分で本を読みもせず

学生時代の塾講師の経験がそうさせたのか

この時期にマナー講習でお辞儀の角度などを教えていた教育委員会がそうさせたのか

学生気分が抜けず、仕事への勉学の時間を取らなかったことがそうさせたのか

まあ、結論は自分が悪いんです

 

最初は子どもは活発に授業に参加する

手も挙げる「はいはい!」と声を出しながら

よく話に来てくれる

一緒にたくさん遊ぶ

 

しかし、どこかおかしくなってくるのは一月経ったぐらい

指示が通らない

喧嘩が増えてくる

授業はつまらなそう

反抗までしてくる

 

はい、学級崩壊の扉を開きました

もうぐちゃぐちゃ

特にクラスの女子2名が授業時間でも帰ってこない

学級の児童に自習させて探しに行く

見つけるけれど、戻らない

引っ張って教室に戻す

その時に罵詈雑言を浴びる

それが毎時間

授業も時間が短くなり、もともとうまくいかないものはもっと見られない授業に

放課後落ち込み、事務仕事の能率が落ちて、溜まる仕事

 

ある日学校の最寄駅の改札口で立ち止まってしまった

動けないのだ

通りがかったベテランの先輩に励まされながら学校まで行く

でも、事態は好転することもなく悪化の一途を辿る

学校の校舎裏に

「〇〇死ね!」〇〇は私の名前

の落書き

気が遠くなる

 

そんなことを繰り返し、励まされ、涙し、吐きそうになり、いっそこのホームから飛び込めばなどを考えるように、心身ともにボロボロだった

でも、なんとか年度末までたどり着く

修了式の日に児童の前で泣いてしまった

児童には別れを惜しむ涙に見えたのかつられて泣く児童

申し訳ない、この涙は安堵の涙だった

やっと終わったという

 

この経験から

もっと教師として力をつけよう

そして、誰よりも努力しよう

そして、誰よりも教師として素晴らしくなろう

この仕事でプロフェッショナルとして生きていく覚悟だった

この経験と覚悟から教師としての修行の日々が始まる

その道は茨の道だった

その道を抜けた先に、明るい教師人生が待ってると信じて

実際は、たくさんの落とし穴があるとも知らずに

 

余談

学級崩壊して、憔悴しきって働いていた時、養護教諭の大先輩が

「あの学年、どの先生も担任したがらなかった学年だもの。あなたの責任ではない」

とおっしゃた

え?どういうこと?

この学年入学した年から3年生までの間に、大暴れ、暴行、妨害、いじめ、傷害事件などなど起こしてきた学年だったのだ。

そんなこと挨拶と説明の時に校長から何も言われなかったよ?

確かに3クラスあって

1組 学年主任…この学校2年目、めっちゃ良い人で頼まれると断れない人

2組 私

3組 この年度転勤してきた先生

という学年構成

うーん大変なのはわかるけど、この采配はいかがなものか

余談でした